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采邑
「采邑〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
采邑の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「石狩川」より 著者:本庄陸男
ほてりを覚えた。
――供まわりもないこの道中を従僕は人知れず泣いたのだ。自分の
采邑地《さいゆうち》だった所を歩きながら、誰一人迎えに出るものもないという事態に....
「黒田如水」より 著者:吉川英治
からである。 しかしなお旧恩を思う官兵衛は、氏職たちを離さなかった。わがうけた
采邑の一部を割いてこれを禄し、以後、黒田家の客分として、礼遇も落とさず、その子孫....