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釈氏
「釈氏〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
釈氏の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「連環記」より 著者:幸田露伴
子である。一切の河川が海に入ればただ是れ海なるが如く、一切の氏族が釈門に入れば皆
釈氏である。別に東西の分け隔てをして日本に帰らねばならぬという要も無いのであるか....
「西瓜」より 著者:永井荷風
災の惨状と、また昭和以降の世態人情とは、わたくしのような東京に生れたものの心に、
釈氏《しゃくし》のいわゆる諸行無常の感を抱かせるに力のあった事は決して僅少ではな....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
とも言われるのであったであろう。 坊主とは言うまでもなく一坊の主の義である。『
釈氏要覧』に、「韻林云、坊ハ区也。苑師云、坊ハ区院也」とあって、坊はなお院という....