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釈迦
「釈迦〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
釈迦の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「河童」より 著者:芥川竜之介
相次いでナポレオン、孔子《こうし》、ドストエフスキイ、ダアウィン、クレオパトラ、
釈迦《しゃか》、デモステネス、ダンテ、千《せん》の利休《りきゅう》等の心霊の消息....
「蜘蛛の糸」より 著者:芥川竜之介
一
ある日の事でございます。御
釈迦様《おしゃかさま》は極楽の蓮池《はすいけ》のふちを、独りでぶらぶら御歩きにな....
「尼提」より 著者:芥川竜之介
せいこんしょく》の目を知っているものには確かに祇園精舎《ぎおんしょうじゃ》にいる
釈迦如来《しゃかにょらい》に違いなかったからである。
釈迦如来は勿論|三界六道....
「おぎん」より 著者:芥川竜之介
《ぜん》か、法華《ほっけ》か、それともまた浄土《じょうど》か、何《なに》にもせよ
釈迦《しゃか》の教である。ある仏蘭西《フランス》のジェスウイットによれば、天性|....
「おしの」より 著者:芥川竜之介
す》えると、首を振り振りたしなめ出した。
「お気をつけなさい。観音《かんのん》、
釈迦《しゃか》八幡《はちまん》、天神《てんじん》、――あなたがたの崇《あが》める....
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
しめたと云うことである。すると王城を忍び出た後、ほっと一息ついたものは実際将来の
釈迦無二仏《しゃかむにぶつ》だったか、それとも彼の妻の耶輸陀羅《やすだら》だった....
「俊寛」より 著者:芥川竜之介
《おくおくしゅじょういんどう》の能化《のうげ》、南無大慈大悲《なむだいじだいひ》
釈迦牟尼如来《しゃかむににょらい》も、三十二|相《そう》八十|種好《しゅこう》の....
「誘惑」より 著者:芥川竜之介
し、月明りの落ちた十字架を見上げる。十字架はいつか初《う》い初《う》いしい降誕の
釈迦《しゃか》に変ってしまう。「さん・せばすちあん」は驚いたようにこう云う
釈迦を....
「二つの道」より 著者:有島武郎
九
さりながらまたその人がどこまでも一つの道を進む時、その人は人でなくなる。
釈迦《しゃか》は如来《にょらい》になられた。清姫は蛇になった。
一〇
一つ....
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
と独創とは本能的生活の所産である。そして現世では、いつでも前者が後者を圧倒する。
釈迦は竜樹によって、基督は保羅によって、孔子は朱子によって、凡てその愛の宝座から....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
界を支配しております。その仏様には支配の年代があるのです。例えば地球では今は、お
釈迦様の時代です。しかしお
釈迦様は未来永劫この世界を支配するのではありません。次....
「春昼」より 著者:泉鏡花
ずるんです。貴下、偶像とおっしゃるから不可ん。 名がありましょう、一体ごとに。
釈迦、文殊、普賢、勢至、観音、皆、名があるではありませんか。」 「唯、人と言えば....
「紅玉」より 著者:泉鏡花
かをしょうと、さっぱり俺が知った事ではあるまい。 二の烏 道理かな、説法かな。お
釈迦様より間違いのない事を云うわ。いや、またお一どのの指環を銜えたのが悪ければ、....
「明治十年前後」より 著者:淡島寒月
来なかったのである。そうしてさまざまに新しさを追ったものの、時流には抗し難く、『
釈迦八相記』(倭文庫)『室町源氏』なども、ついにはかえり見られなくなってしまった....
「式部小路」より 著者:泉鏡花
といったって、まとものものは、附合いませんや。自分じゃ仏だ、仏だといいますが、寝
釈迦だか、化地蔵だか、異体の知れない、若い癖に、鬼見たような痘痕面で、渾名を鍍金....