釈迦八相[語句情報] » 釈迦八相

「釈迦八相〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

釈迦八相の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
は三冊五、六冊ぐらいの読切り物で、京伝種彦あたりの作が多かった。それから或る家で釈迦八相倭文庫《しゃかはっそうやまとぶんこ》を借りて来て読んだが、これが、長い続....
明治十年前後」より 著者:淡島寒月
来なかったのである。そうしてさまざまに新しさを追ったものの、時流には抗し難く、『釈迦八相記』(倭文庫)『室町源氏』なども、ついにはかえり見られなくなってしまった....
夫人利生記」より 著者:泉鏡花
堂板の草双紙、――その頃江戸で出版して、文庫蔵が建ったと伝うるまで世に行われた、釈迦八相倭文庫の挿画のうち、摩耶夫人の御ありさまを、絵のまま羽二重と、友染と、綾....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
抗して、両座殆んど同時に五月興行を開場した。新富座の方は、「皐月晴上野朝風」と「釈迦八相」と「勧進帳」と「近江源氏」という列べ方で、そのうちでも一番目の彰義隊が....
自来也の話」より 著者:岡本綺堂
第四十四編まで漕ぎ付けたのである。兎もかくも彼の「田舎源氏」や「しらぬい譚」や「釈迦八相」などと相|列んで、江戸時代における草双紙中の大物と云わなければならない....