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「釈迦牟尼仏〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

釈迦牟尼仏の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
出家とその弟子」より 著者:倉田百三
座して晩のお勤めの読経をしている。もはや終わりに近づいている。 僧一同 (合唱)釈迦牟尼仏能為甚難希有之事。能於娑婆国土五濁悪世、劫濁見濁煩悩濁衆生濁命濁中得阿....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
て、過去、現在、未来、三世の実相を明らめられて、無上正等正覚に入らせられた大聖|釈迦牟尼仏様が「因果応報」と宣うたのはここの事じゃ。親の因果が子に報いじゃア……....
十二支考」より 著者:南方熊楠
万歳の時|倶那含牟尼仏《くなごんむにぶつ》、人寿二万歳の時迦葉波仏、人寿百歳の時釈迦牟尼仏が出て今の仏法を説いた。それより段々減じて人寿十歳、身の長《たけ》一尺....
源氏物語」より 著者:紫式部
重ねて、藍《あい》がかった直衣《のうし》を、帯もゆるくおおように締めた姿で立ち「釈迦牟尼仏弟子《しゃかむにぶつでし》」と名のって経文を暗誦《そらよ》みしている声....
源氏物語」より 著者:紫式部
すずむしは釈迦牟尼仏のおん弟子の君 のためにと秋を浄むる (晶子) 夏の蓮の花の盛り....
新西遊記」より 著者:久生十蘭
と、心をきめて臨終の願をたてた。「十方三世《じっぽうさんぜ》ノ諸仏、ナラビニ本師釈迦牟尼仏、本来ノ願望ハ遂ゲザレドモ、父母、朋友、信者ノタメ、イマイチド生レ変ッ....
山越しの阿弥陀像の画因」より 著者:折口信夫
である。 相摸国足柄上郡三久留部氏は、元来|三廻部名に居た為に称した家名で、又|釈迦牟尼仏とも書いて、訓は地名・家名の通りである。恐らくその地にあった仏堂の本尊....
幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
道には優れた腕をもっておられ、五百羅漢製作においても多大の精進を積まれ一丈六尺の釈迦牟尼仏の坐像、八尺の文殊、普賢の坐像、それから脇士の阿難迦葉の八尺の立像をも....
親鸞」より 著者:三木清
巻には道綽の『安楽集』を引いて次のごとく記されている。「経の住滅を弁ぜば、いはく釈迦牟尼仏一代、正法五百年、像法一千年、末法一万年には衆生減じつき、諸経ことごと....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
と、こう決めて外国行にもまず金を調えてから行くとするのである。しかるにわが本師|釈迦牟尼仏は我の教うる戒法を持つ者は、何処に行くとても凍餓の為に死すということは....