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「里山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

里山の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
ます」 ○「うん、其の女が…成程」 侍「敵は此の一村隔いて隣村に居ります、僅に八里山を越すと、現に敵が居りながら、女の細腕で討つことが出来ません、先方は浪人者で....
三郎爺」より 著者:宮本百合子
から二三年後、多分明治七八年頃のことだったろう。 何かやはり事業の関係で、五六里山奥の或る湖水まで調査に行ったことがある。山沢さんと、下役二人とまたその下役で....
災難雑考」より 著者:寺田寅彦
造りが、生活程度のきわめて低い土民に重宝がられるのは自然の勢いである。もっとも阿里山の紅檜を使えば比較的あまりひどくは白蟻に食われないことが近ごろわかって来たが....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
所の顕治宛 駒込林町より(代筆 川島理一郎筆「金剛山の秋」(一)、和田三造筆「阿里山の暮色」(二)、岡田三郎助筆「高森峠より見たる阿蘇山」(三)の絵はがき)〕 ....
椿の花の赤」より 著者:豊島与志雄
て、出版書肆の方もやめ、野田沢子とも別れ、李をもへんに疎んじて、荷物をまとめて郷里山口県の田舎へ帰ってしまった。 李は私に云った――「僕は別所君を好きでしたが....
虹の橋」より 著者:久生十蘭
木像のような妙にギョロリとした顔をしているので、グリ眼のグリさんで通っている。千里山に住んでいる若槻という株屋の息子で、東京の医大を出て関西医大でインターンをや....
すっぽん」より 著者:佐藤垢石
あった。そしてちかごろ、私が特に楽しかったのは立秋の後、越中の国八尾町から二、三里山中の下の名温泉に旅して、そこの地元を流れる室牧川で釣った鮎が、味香ともに、か....
幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
君は、その時代の弟子で、横浜の実業家|上郎清助氏の世話で来た人です。この人は元郷里山口で大工をしていたので、朝鮮に行き木工をやっていた時に、米原雲海君の作の旅人....
三国志」より 著者:吉川英治
おいて、 「むかし漢の高祖は、項羽と天下を争って、戦うごとに負けていましたが、九里山の一戦に勝って、遂に四百年の基礎をすえました。不肖、われわれも皇叔と兄弟の義....