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「重一〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

重一の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
玉藻の前」より 著者:岡本綺堂
飛び去って、那須野《なすの》ヶ原をその隠れ家としているのであった。 「おそらく宗重一人の力では及び申すまい。それがしは都にあって再び調伏をこころみ申す間、源平両....
護持院原の敵討」より 著者:森鴎外
のである。 十一日にりよは中奥目見に出て、「御紋附|黒縮緬、紅裏真綿添、白羽二重一重」と菓子一折とを賜った。同じ日に浜町の後室から「縞縮緬一反」、故酒井|忠質....
金魚撩乱」より 著者:岡本かの子
は根の松よ。おおまだ歳若な、ああ姫小松。なんぼ花ある、梅、桃、桜。一木ざかりの八重一重……。 復一にはうまいのかまずいのか判らなかったが、連翹の花を距てた母屋....
菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
れ/\其の包の大きな方を此処へ」 と風呂敷を開きまして、中から取出したは白羽二重一匹に金子が十両と云っては、其の頃では大した進物で、これを大藏の前へ差出しまし....
今朝の雪」より 著者:宮本百合子
ひどく盛んらしいのよ、いればやっぱり当てにされて、図書館どころじゃないわ」 一重一重と、紀子のこの頃の生活の中途半端なよりどころなさをあらわにしてゆくような話....
映画雑感(Ⅲ)」より 著者:寺田寅彦
自分のような素人にもこの勝負の特別な興味が感ぜられるのであった。 カルネラは体重一一九キロ身長二・〇五メートル、ベーアは九五キロと一・八八メートルだそうで、か....
蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
て、言上《ごんじょう》可申《もうすべし》と突込んだ。政宗は領掌したが、人質には盛重一人しか出さなかった。氏郷は承知しなかった。遂に十二月二十八日成実は人質に出た....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
だ。宇田新太郎博士は昭和七年「超短波長電波の研究」で東宮記念賞をうけている。小幡重一博士の実験音響学の研究も有名なものの一つ。 地震国であるこの国では、さすが....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
、その時期に、腸出血や穿孔が起りやすいということもかいてありました。入沢さんは体重一キロにつき35カロリーの食餌を患者に与えて常に好成績であると云って居られます....
助五郎余罪」より 著者:牧逸馬
かず第一あれ丈の吹手には代りもなし、仕方のないところから和泉屋を説き伏せて白羽二重一匹に金子《なま》を若干、その日の朝のうちに乗物町へ届けさせたのだった。笛に調....
日記」より 著者:宮本百合子
同じだと云う心持とは大きに異う。 六月二十二日(木曜)曇 すずし、めいせんの一重一枚では肌さむいようだ。今年の夏、田舎へ行くのはいやだな。皆で落付いて、Aは学....
人工心臓」より 著者:小酒井不木
恐らく食物として蛋白質を口から摂取する必要は無くなるではありますまいか。人体は体重一|瓩について一日二グラムの蛋白質があればよいという計算をした人がありますが、....