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重工業
「重工業〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
重工業の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「縮図」より 著者:徳田秋声
札びらの切り方をするのは、大抵近郊の地主とか、株屋であり、最近では鉄成金であり、
重工業関係の人たちであったが、それも時局情勢の進展につれてようやく下火になって来....
「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」より 著者:宮本百合子
のとは非常に違うことを、五ヵ年計画二年間に実証した。 レーニンはソヴェト同盟が
重工業を振興させ、労働の生産力・技術を増大させることによって、実力的にヨーロッパ....
「新しい婦人の職場と任務」より 著者:宮本百合子
明日もそうであるかもしれない。けれども、時局の要求する生産拡充への大努力によって
重工業、化学、食料、織縫などには、大量に女の力が吸収されつつある。全国に十万人も....
「今日の生活と文化の問題」より 著者:宮本百合子
そういう性質のものなのである。 今日の最新技術を駆使して高度に合理化されている
重工業工場の生活が、そこで働いている優秀な勤労者たちの精神と肉体とに求めているテ....
「人造人間戦車の機密」より 著者:海野十三
お彼は抗日精神に燃え、この広大なる濠洲の土の下に埋没している鉱物資源を掘り出し、
重工業を旺んにし、大機械化兵団を再建してもう一度、中国大陸へ引返し、日本軍と戦い....
「技術の哲学」より 著者:戸坂潤
州でも石炭の産出が重大与件である。ドイツ国粋哲学・ナチスのイデオロギーの背景には
重工業資本が控えているのである。で、こうした反技術的哲学・反技術的イデオロギーが....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
本の産業資本だと云われている。三十億四千万円の四十幾パーセントかは国防費であり、
重工業・化学工業、其の他を含む軍需工業の得意先となるものだから、馬場財政の経済的....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
の農山漁村に労働の機会を与えるものなのだから、何より有力な失業凶作救済になるし、
重工業・化学工業・の発展の原動力ともなるのだから、極めて生産的な予算部面ではない....
「「鎌と鎚」工場の文学研究会」より 著者:宮本百合子
が載せられたとき、「鎌と鎚」工場はその先頭にたっていた。 五箇年計画は、第一に
重工業の生産拡大を眼目としている。「鎌と鎚」は全ソヴェト同盟内でも有数な金属工場....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ズヴェルトの選挙でも半分は南部の投票でした」今までは棄権ばかりしていた由、北部の
重工業がドシドシ南部に移動したのだそうです、人的資源と労働力の低廉を求めて。そし....
「純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
な富の一部分である。例えば国家その他の公共団体に対する債権の一部分・鉄道・運河・
重工業工場等の一部分である。我々がこの市場に入るとき、聞き得るものは、取りとめの....
「荒蕪地」より 著者:犬田卯
に剃った頬のあたりをしきりに撫で廻した。 続いて前村長は、農業衰退の必然性と、
重工業、軍需工業隆昌についての世界的な見透しに関して高邁な意見を一くさり述べてか....
「汽船が太平洋を横断するまで」より 著者:服部之総
国を勝利させた。そして帆船も汽船も鉄でつぎに鋼で造られるようになると、もう英国の
重工業が物をいった。しかも六九年になると、スエズ運河が開通する。日本を開いた殊勲....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
るものであります。(拍手)かくて日本は独立・中立政策の経済の基礎を確立して、その
重工業の技術、設備、飛行機工場にいたるまで平和なアジアの建設のために奉仕するよう....
「日本の頭脳調べ」より 著者:戸坂潤
学では鉄・銅・其他の合金の基礎的研究が有名である。博士の研究が今日主として軍需的
重工業の基礎に直接していることを吾々は見落してはならぬ。金属材料研究所全体の仕事....