重禁錮[語句情報] » 重禁錮

「重禁錮〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

重禁錮の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
坊っちゃん」より 著者:夏目漱石
をして、外へ出るのはいい事だか、悪《わ》るい事だかしらないが、こうつくねんとして重禁錮《じゅうきんこ》同様な憂目《うきめ》に逢《あ》うのは我慢の出来るもんじゃな....
支倉事件」より 著者:甲賀三郎
ねているのだった。 初犯は明治三十六年で、山形地方裁判所鶴岡支部で窃盗罪により重禁錮三ヵ月に処せられている。当時彼は二十二歳である。二犯は翌三十七年で、同じく....
獄中生活」より 著者:堺利彦
とは何倍か知れぬ。 うけたまわるに、この十一監は特別待遇の場所で、軽禁錮の者、重禁錮中の教育ある者(社会にて身分ありし者)、老衰の者などを集めてある。ほかに、....
火薬船」より 著者:海野十三
ねざめがわるいや。とらえられりゃ、どうせ竹の野郎は、死刑にならないまでも、船底に重禁錮七日間ぐらいはたしかでしょう」 丸本は、なかなか承知をしない。 事務長....
霧陰伊香保湯煙」より 著者:三遊亭円朝
敢て好みはせん、好みはせんが貴公の出ように依って之を公然にすれば、云わずと知れた重禁錮、貴公に土を担がせる事を好みはせんが、止むを得ん、何うだえ」 治「へえ……....
女大学評論」より 著者:福沢諭吉
十五条第二百六十条ニ掲ケタル罪ニ因リテ軽罪以上ノ刑ニ処セラレ又ハ其他ノ罪ニ因リテ重禁錮三年以上ノ刑ニ処セラレタルトキ 五 配偶者ヨリ同居ニ堪ヘサル虐待又ハ重大ナ....