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「重篤〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

重篤の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
陳情書」より 著者:西尾正
ニイ》――此の名称が男子にも当て嵌るものであるならば、其の当時の私の如き正に其の重篤患者に相違ありませんでした。最早《もは》や二歳の児がある程の永い結婚生活は、....
墓が呼んでいる」より 著者:橘外男
と、私も暗い気持がして、言葉が出なかった。傍らで妻も、眼頭を拭いている。そういう重篤な青年が、なぜ私に逢いたいのか、どんな用があるのか、それはわからぬがともかく....
長崎の鐘」より 著者:永井隆
き、馬鈴薯と南瓜を煮る。いろりを囲んで今日診た患者の病状の検討をする。もうすでに重篤な放射線障害がまず消化器にあらわれたように思われる。口の周囲に膿泡疹ができ、....