重縁[語句情報] » 重縁

「重縁〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

重縁の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
今戸心中」より 著者:広津柳浪
》いような、にッこりされると戦《ふる》いつきたいような、清《すず》しい可愛らしい重縁眼《ふたかわめ》が少し催涙《うるん》で、一の字|眉《まゆ》を癪《しゃく》だと....
蜘蛛の夢」より 著者:岡本綺堂
んというのは妹のお由のことで、わたくしの兄とは三つ違いでございまして、従妹同士の重縁でゆくゆくは兄と一緒にするという相談が、双方の親たちのあいだに結ばれているこ....
九条武子」より 著者:長谷川時雨
輿入《こしい》っているし、光瑞師の弟光明師には、夫人の妹が嫁《とつ》がれている。重縁ともなにとも、感情がこぐらかったら、なかなか面倒そうだ。 山中峯太郎氏著、....
親鸞」より 著者:三木清
宿縁をよろこべ。」と『教行信証』総序にはいわれている。弥陀の法を聞くということは重縁によるのであり、如来の方から我々に結ばれた強縁によるのである。たまたま信心を....