» 重荷を下ろ

「重荷を下ろ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

重荷を下ろの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
モルグ街の殺人事件」より 著者:佐々木直次郎
価なものにちがいない。あれは何歳くらいだと思いますかね?」 その水夫は、なにか重荷を下ろしたといったような様子で、長い溜息《ためいき》をつき、それからしっかり....
地上」より 著者:島田清次郎
ま封筒に入れて大きく習字の時のように楷書で「吉倉和歌子様、親展」と書いた。すると重荷を下ろして一休みする時のような澄みわたった気持がした。それは少年ではあるが一....
雷嫌いの話」より 著者:橘外男
やかになって、年甲斐もなく、ハシャギたくなる。今日はまあ、これで救われたと思うと重荷を下ろしたように吻っとして……、夕立ちがきて涼しくなったのと、雷から解放され....
さまよえるユダヤ人の手記より」より 著者:寺田寅彦
われわれの生活の行路の上にもまたこういう橋の袂がある。そうしてそこで自分の過去の重荷を下ろそうとして躊躇することがしばしばある。同様に国家社会の歴史の進展の途上....
障子の落書」より 著者:寺田寅彦
平一は今朝妹と姪とが国へ帰るのを新橋まで見送って後、なんだか重荷を下ろしたような心持になって上野行の電車に乗っているのである。腰掛の一番後ろ....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
切って艫へ手繰り上げられているのが大蛇のように見えた。 「ああ……」 お久良が重荷を下ろしたように深い吐息をもらした。ともかくも、ここまで運んだというホッとし....