重軽傷[語句情報] » 重軽傷

「重軽傷〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

重軽傷の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
暗黒公使」より 著者:夢野久作
は、四個の窓より一斉にピストルを乱射し、警官三名、街路上に残りおりし見物人数名に重軽傷を負わしめたるを以て近寄る能わず。然るにこの時、一時気絶しおりたるハドルス....
ココナットの実」より 著者:夢野久作
運転手とアパート勝手口附近事務室に残留せる女事務員二名惨死し、路上の男女数名即死重軽傷――十数間を隔てた十字路を整理中の交通巡査も打倒されて人事不省――電柱|其....
丹下左膳」より 著者:林不忘
鉄斎先生はじめ十数人を斬って脱出した……しかも、刀が乾雲丸の故か、斬られた者は、重軽傷を問わずすべて即死! と聞いて、多門はせきこんだ。 「老先生もかッ」 「ざ....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
て、 死者(検視済ノモノ) 七三、八八四名 行方不明 一、八八七名重軽傷者 七六、七九六名 とありました。 また、天主堂の廃墟の建札....
大阪の憂鬱」より 著者:織田作之助
売業者の一斉取締りを断行、折柄の雑沓の中で樫棒、煉瓦が入れ交つての大乱闘が行はれ重軽傷者数名を出した。負傷者は直ちに北区大同病院にかつぎ込み加療中。 (目撃者の....
三国志」より 著者:吉川英治
孫権は初めて蘇生の思いをなした。 十万の味方を見ても、孫権以下の諸将は、みな重軽傷を負っているので、 「きょうの戦もこれまで」 と、退くことしか考えていな....