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重過
「重過〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
重過の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「伊勢之巻」より 著者:泉鏡花
かくれんぼを遊ばす陽気ではござりません。殊に靴までお隠しなさりますなぞは、ちと手
重過ぎまするで、どうも変でござりまするが、お年紀頃、御容子は、先刻申上げましたの....
「三十年前の島田沼南」より 著者:内田魯庵
。平生の知己に対して進退|行蔵を公明にする態度は間然する処なく、我々後進は余り鄭
重過ぎる通告に痛み入ったが、近い社員の解職は一片の葉書の通告で済まし、遠いタダの....
「死の快走船」より 著者:大阪圭吉
は何人か? 二人だ。勿論、一九〇|瓩と云う重量は、二人の人間の重量としてはひどく
重過ぎる。そこで僕等は、こいつを思い出せば好いんだ。このマベ貝やらアセチリン・ラ....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
二両という金はなかなか馬鹿になりません。軽輩の若党らにしては、懐中《ふところ》が
重過ぎると思われたのですが、ほかに詮議の仕様もないので、先ずそのままに済みました....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
、もう既に洗い落してしまいましたわ。偽悪、衒学……そういう悪徳は、たしか、私には
重過ぎる衣裳でしたわね」と第一日以来鬱積しきっていたものが、彼女の制御を跳ね越え....
「梨の実」より 著者:小山内薫
そして、こう言いました。 「坊主。行って来い。俺が行くと好いのだが、俺はちと
重過ぎる。ちっとの間の辛抱だ。行って来い。行って梨の実を盗んで来い。」 すると....
「油絵新技法」より 著者:小出楢重
がり過ぎたり、右と左に同じものがあって、それを連絡すべき何物もなかったり、上方が
重過ぎたり、画面の真中へすべてのものが集まり過ぎたり一方ばかり明る過ぎたり竪にも....
「楢重雑筆」より 著者:小出楢重
下り過ぎたり、右と左に同じものがあって、それを連絡すべき何物もなかったり、上方が
重過ぎたり、画面の真中へすべてのものが集り過ぎたり、一方ばかり明る過ぎたり竪にも....
「恐ろしき贈物」より 著者:小酒井不木
一ポンド入の菓子箱としか思われなかった。 「お菓子でないかしら、それにしてはちと
重過ぎるようだが」と彼女は友だちに向って訊ねるように言った。 「きっとお菓子よ。....
「姫柚子の讃」より 著者:佐藤垢石
のある竿を好むのである。それは、庄内地方特産の唐竹の根掘りで作るのであるが、少し
重過ぎるきらいはあるとはいえ、魚が鈎をくわえてからの味は、満点であった。 ここ....
「艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
で飛躍を止めようとしない。それにまた彼は兜をかぶっている。その兜は彼にとって少し
重過ぎるほどいかめしい拵えだ。 海老が好きで、その頭を兜として立派に飾りたてた....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
のほかに足弱でありました。三町五町歩むうちに、その疲れ方が目立ってきて、腰の物が
重過ぎる。この分で三里の山道は甚だおぼつかない。ましてその間には迷い易い幾筋もの....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
もするように、お雪ちゃんが起き上った途端に、自分の膝の下に落ちた着物が、あんまり
重過ぎることに、気を取られずにはおりません。 「おや」 いつのまに、誰がこんな....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ございますが、今度のはただ眼をつむったということだけで帳消しになるには、あんまり
重過ぎました」 「いったい、何の罪なのです」 「第一、姦通《まおとこ》でございま....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
》さない。だが、この場面の全体をただ一本の蝋燭《ろうそく》に任せては、照明の任が
重過ぎる。その時、ようやく弁信法師が、最初当然こちらから為すべき質問を、不意の来....