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重門
「重門〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
重門の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
かったことがある。」 「西丸の大手から、神田橋、馬場先、和田倉門、それから坂下二
重門内の百人番所まで、要所要所は尾州の兵隊で堅めたとありますね。」 「つまり、江....
「申陽洞記」より 著者:田中貢太郎
おられる、早く往って療治をしてあげてくれ」 李生は番兵に随いて往った。そこに二
重門があって、それを入ると錦繍の帷をした室があって、その真中に石の榻を据え、その....
「松の操美人の生埋」より 著者:三遊亭円朝
とっぷり日が暮れまして、月の出ようという前で、頓て粥河が屋敷の大門を這入って、二
重門の所へ立ちまして、 山「お頼み申す/\」 というと奥では待構えて居た一同が....
「江戸芸術論」より 著者:永井荷風
世清満次男初名清房鳥居派六世をつぐ年六十一 明治二十七年 歌川広重歿 初代広
重門人広政と称す二世広重家を捨るや代て広重と称す年五十三 明治三十七年 落合芳....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
きた正直|多市がどうなるんだ」とうとう南京手品を諦めて歩きだした。 そして、西
重門の側へ寄ろうとすると、楼門の内から、ゾロゾロ吐き出されてくる参詣人の中で、 ....
「黒田如水」より 著者:吉川英治
は多くの近臣もいるのに、見得もなく惜しみ嘆いて止まなかった。 半兵衛は弟の竹中
重門と小姓を呼んで、静かに身を起してもらい、秀吉に向って、謹しんで半生の恩顧を謝....