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「野に下〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

野に下の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
三十年前の島田沼南」より 著者:内田魯庵
退を侶にし、今の次官よりも重く見られた文部|権大書記官の栄位を弊履の如く一蹴して野に下り、矢野文雄や小野梓と並んで改進党の三|領袖として声望隆々とした頃の先夫人....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
ろだな。」 * 道は椴松の原野から椴松の山林に入り、幾度かまた原野に下り、また山林をのぼってゆく。 そうして山々はますます深く、自動車は迂廻し....
私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
に値すると思います。どうも我々日本人は気前がよいというか、一度大臣になった人は、野に下っても、生活だけはやっぱり大臣の生活をする。いったん大きくなったら容易にも....
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
境の青い高山が見える。汽車は此等の山を右の窓から左の窓へと幾回か転換して、到頭平野に下りて了うた。 当分は※別まで開通した其開通式に赴くのである。池田駅は網走....
生前身後の事」より 著者:中里介山
である、一体早稲田派が宣伝に巧みなのは大隈侯以来の伝統である、朝に失敗した大隈が野に下って、学校を立て言論界へ多くの人材を送った、そこで早稲田には筆の人が多いし....
つづれ烏羽玉」より 著者:林不忘
さえあるので、いまだに相良玄鶯院と御典医名で呼ばれている名だたる蘭医《らんい》、野に下ってもその学識風格はこわ面《もて》の浪士たちを顎《あご》の先でこき使って、....
山の人生」より 著者:柳田国男
考えてみました。日本は山国で北は津軽の半島の果から南は長門の小串の尖まで少しも平野に下り立たずして往来することができるのでありますが、彼らは必要以上に遠くへ走る....
三国志」より 著者:吉川英治
さりいって別れた。 討匪将軍の印綬をおびて、遠く洛陽の王府から、黄河口の広宗の野に下り、五万の官軍を率いて軍務についていた中郎将|盧植は、 「なに。劉備玄徳と....