野上豊一郎[語句情報] » 野上豊一郎

「野上豊一郎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

野上豊一郎の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
読書法」より 著者:戸坂潤
トンのこの二つの書物は翻訳のこの広範な意義を最もよく明らかにしていると思われる。野上豊一郎氏『能の再生』(岩波書店)の出版を見たが、そこでも能を、英文へ翻訳する....
若き精神の成長を描く文学」より 著者:宮本百合子
下」の先駆をなす性質の作品である。さらにヴェデキントの「春の目醒め」(岩波文庫・野上豊一郎氏訳)は、日本でも上演されて親しまれている。ヴェデキントは作家としての....
マリア・バシュキルツェフの日記」より 著者:宮本百合子
・チェリエによって整理出版された。それ以来、英米訳が出版され日本訳は既に十数年前野上豊一郎氏によって発表されている。 余り多くの才能と余り短い命とをもったマリ....
日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
葉として或る程度まで飜訳は可能でなくてはならぬ(この文学上の飜訳の問題に就いては野上豊一郎氏「飜訳論」――岩波講座『世界文学』の内を見よ。なおフェノメノロギッシ....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
、日本の文化の世界に、実に手広い地盤を有っている。両アベを始めとして、小宮豊隆・野上豊一郎・和辻哲郎・其の他の諸氏は、動かすことの出来ない勢力を占めている。又更....
社会時評」より 著者:戸坂潤
馘になったのは所謂四十七士で(尤も正確には四十七人はいなかった)、問題の中心人物野上豊一郎氏を始めとして、相手方の森田草平氏が不倶戴天の仇敵のように考えている内....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
なことを知ると、日本の封建貴族たちと能の発展を考え合わせやっぱり面白く思うのよ。野上豊一郎はギリシアの古典劇と能の構成の類似をあげて文博にもなりヨーロッパへもゆ....
日記」より 著者:宮本百合子
....
翻訳の生理・心理」より 著者:神西清
ことがあるので、それでも書いて見よう。 単色版的飜訳というのは、いうまでもなく野上豊一郎氏の提唱にかかるもので、「原物の意味だけを理知的に伝える」ことだけで満....
漱石の人物」より 著者:和辻哲郎
来ていたであろうが、その晩集まったのは、古顔では森田草平、鈴木三重吉、小宮豊隆、野上豊一郎、松根東洋城など、若い方では赤木桁平、内田百間、林原耕三、松浦嘉一など....
能面の様式」より 著者:和辻哲郎
野上豊一郎君の『能面』がいよいよ出版されることになった。昨年『面とペルソナ』を書....
面とペルソナ」より 著者:和辻哲郎
を人格の意味に用いることの萌芽であった。 付記。能面についての具体的なことは近刊野上豊一郎氏編の『能面』を見られたい。氏は能面の理解と研究において現代の第一人者である。....