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「野乗〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

野乗の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
運命」より 著者:幸田露伴
無きに似たれども、而も数有るに似たり。定命録、続定命録、前定録、感定録等、小説|野乗の記するところを見れば、吉凶禍福は、皆定数ありて飲啄笑哭も、悉く天意に因るか....
探偵夜話」より 著者:岡本綺堂
ので、ぶっ付けにこう書いてあった。 ◎鯛を料理 鯉を割きて宝物や書翰を得るは稗史野乗の核子なれど茲に築地の土佐堀は小鯔の多く捕れる処ゆゑ一昨夜も雨上りに北鞘町の....
有喜世新聞の話」より 著者:岡本綺堂
ので、ぶっ付けにこう書いてあった。 ◎鯛を料理 鯉を割きて宝物や書翰を得るは稗史野乗の核子なれど茲に築地の土佐堀は小鯔の多く捕れる処ゆゑ一昨夜も雨上りに北鞘町の....
八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
る史籍さえ往々|不穿鑿なる史実を伝えて毫も怪しまない時代であるから、ましてや稗官野乗がいい加減な出鱈目を列べるのも少しも不思議はない。馬琴自身が決して歴史の参考....
露伴の出世咄」より 著者:内田魯庵
うに喰入って巻を釈く事が出来ず、とうとう徹宵して竟に読終ってしまった。和漢の稗史野乗を何万巻となく読破した翁ではあるが、これほど我を忘れて夢中になった例は余り多....