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野史
「野史〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
野史の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「運命」より 著者:幸田露伴
如く、縹渺有趣の文を為す。永楽亭楡木川の崩を記する、鬼母の一剣を受くとなし、又|
野史を引いて、永楽帝|楡木川に至る、野獣の突至するに遇い、之を搏す、攫されてたゞ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
く、ブタという畜生の名が明《みん》の代既に日本にあった証拠で、義光は飯田忠彦の『
野史』一六五に拠れば、大正十二年より三百九年前に当る慶長十九年正月六十九歳で死ん....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
きながら前へ進む行進の仕方が有ったか何様か精《くわ》しく知らない。但し飯田忠彦の
野史《やし》に、行布常蛇陣とあるのは全く書き損いの漢文で、常山蛇勢の陣というのは....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
サの頸たちまち切れて飛び失せた。わが邦にも男の持戒をいやに疑うて災を招いた例が『
野史』一二六に見ゆ。永禄十二年十月武田信玄三増山の備えを小田原勢が撃って大敗した....
「興津弥五右衛門の遺書(初稿)」より 著者:森鴎外
様 この擬書は翁草に拠って作ったのであるが、その外は手近にある徳川実記(紀)と
野史とを参考したに過ぎない。皆|活板本で実記(紀)は続国史大系本である。翁草に興....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
蒲形(蒲郡)は、熊野神領だったので、土地の史料には欠けているかもしれませんが、熊
野史の方に見られるのであります。行家が熊野出身の人物ですから、郷土史のその項に、....