野坂[語句情報] »
野坂
「野坂〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
野坂の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
は「打ち出でて」につづく。「家ゆ出でて三年がほどに」、「痛足の川ゆ行く水の」、「
野坂の浦ゆ船出して」、「山の際ゆ出雲の児ら」等の用例がある。また「ゆ」は見渡すと....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
である。 ところが、現在の日本共産党は、そういうわけにいかない。 徳田中尉、
野坂中尉という指導者が上にあって、だいぶ下の下になるが、除名された中西伍長という....
「巷談師」より 著者:坂口安吾
「ヘタな小説が売れなくなって巷談師になったのか。お前の底は見えた。恥を知れ。 一共産党員」 安吾巷談その三「
野坂中尉と中西伍長」には全国の共産党員から夥しい反響があった。これも、その一つで....
「安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
せ”とか何んとか、幾人もの天皇護持者連中にまくしたてられたので、私は浜口さんの“
野坂中尉と中西伍長”よりの天皇制問題の処をあの儘受売り、ついでにガンジー流の無抵....
「安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
こういう相貌の閑日月をしている人物で話題になりそうなのは、モグラ族である。徳田、
野坂中尉から下は伍長、上等兵に至るまで近ごろは地下にくぐったから、モグラの一味か....
「民主主義」より 著者:織田作之助
人気者は誰も彼に会おうとしなかった。いうまでもなく彼は一介の無名の市井人だった。
野坂参三なら既にして人気者であり、民主主義の本尊だから、誰とでも会うだろう。彼は....
「火と氷のシャスタ山」より 著者:小島烏水
同君は、その後帰朝して、過般の大震災で、鎌倉で圧死の不幸に遭われた、他の二人は、
野坂滋明君と国府精一君とである、今は米国と日本に別れていて、共に健在である。....
「可愛い山」より 著者:石川欣一
も雲か霞が凝って出来上ったような、雨飾山ばかりを見ていた。 青木湖を離れると佐
野坂、左は白樺の林、右手は急に傾斜して小さな盆地をなしている。佐
野坂は農具川と姫....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
尊氏、直義以下の全員も、寺を出て、西の道へいそいだ。真夜なか、蔦ヶ|岳をこえて、
野坂、許斐へ出る。――と、大宮司|宗像氏重の一族の者がすでにそこまで出迎えていた....