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野暮臭い
「野暮臭い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
野暮臭いの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「家」より 著者:島崎藤村
で言い慰めた。 「今に、ウンと一つ遊んで見せるぞ」 「小泉君、君は帰るのかい……
野暮臭い人間だナア」 と榊は正太の手を引いて、三吉に別れて行った。 三吉は森....
「楢重雑筆」より 著者:小出楢重
する。それはわれこそ一かどのパリジャンになり切ったと思っているのに、フト日本人の
野暮臭いのに出会すと、自画像を見せ付られたようにハッと幻滅を感じるからだろうと思....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
ば、一方には地方から選抜されて来た年嵩の人もありました。私などは風体が目立って、
野暮臭いと皆が笑ったでしょうけれど、当人は平気なものでした。髪は銀杏返しが多く、....
「斎藤緑雨」より 著者:内田魯庵
していた。が、根が昔の戯作者系統であったから、人生問題や社会問題を文人には無用な
野暮臭い穿鑿と思っていた。露骨にいうと、こういうマジメな問題に興味を持つだけの根....