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野洲川
「野洲川〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
野洲川の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「水の女」より 著者:折口信夫
でも、たなばた狭田・長田は、地上にも移されていた。大和の高市は天の高市、近江の
野洲川は天の安河と関係あるに違いない。天の二上は、地上到る処に、二上山を分布(こ....
「若鮎の塩焼き」より 著者:北大路魯山人
せてよいであろう。 今のあゆは江州のもので六月になると丹波のあゆが出る。江州は
野洲川の上流、および愛知川の上流のもので、丹波は和知川のものがもっともよい。 ....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
だんと後家の話すところを聞くと、そうかなあと思わぬこともない。辻風黄平は、木曾の
野洲川に大きな勢力を持っているばかりでなく、また兵法の達人であるばかりでなく、乱....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
さか大志を抱いて、時勢にのぞまんとする野望もある者でござる」 「また、てまえは、
野洲川安兵衛といい織田殿以来、牢人の子の牢人者で。……ははははは」 これで一通....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
、いった。 「すると、御主人には、やはり浮田家の陣所に」 「おれはその頃、江州|
野洲川にいて、
野洲川郷士の一まきと、御陣借をして合戦の先手になっていたのさ」 「....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
れど、彼の血統は余りにどす黒い。彼の血をわけた兄も、辻風典馬といって、伊吹山から
野洲川地方へわたって、生涯、血なまぐさい中に跳梁した野盗の頭目であった。 その....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
さんに部落していて“堅田湖族”などと世によばれていたし、同様な水辺部族は、湖南の
野洲川や能登川口にもあまたいたものにちがいない。――おもうに顕家は、後日の報賞を....