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「野翁〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

野翁の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
ろもある。この人が田中|大秀だ。 田中大秀は千種園のあるじといい、晩年の号を荏野翁、または荏野老人ともいう。本居宣長の高弟で、宣長の嗣子本居|大平の親しい学友....
鼻の表現」より 著者:夢野久作
の姿が見えるというのは、さもあるべき事でありましょう。 この故に大聖孔子は、一野翁老子の前に頭が上らなかったのではありますまいか。 かかるが故に、歴山大王は....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
岡塾へ行って、まず岡先生に面謁し、それから塾長をしている河野氏にも逢った。兼て藤野翁からの依頼もあり、私どもはもともと漢学生であるという事を知って居られたので、....
レンズに現われた女の姿」より 著者:田中貢太郎
報告した。その報告書は内務省に現存して、浅野|正恭翁も一読したと云って、筆者は浅野翁からそれを聞かされた。そして、写真に現われた女は、その僧侶の先妻であったが、....
アーニイ・パイルの前に立ちて」より 著者:小林一三
カーサー元帥の事務所であることに敬意を表する。 第一生命のこの建物は、旧社長矢野翁心血の結晶であって、この戦争に巻込まれなかったならば、恐らく世界における有数....
漱石氏と私」より 著者:高浜虚子
、夏目さんがどうとか仰しゃるのですが……」とその意味を解しかねたように言った。藤野翁はそれに答えて、 「それは何か間違であろう、河東さんや高浜さんはおいでになっ....