野辺地[語句情報] » 野辺地

「野辺地〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

野辺地の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
突貫紀行」より 著者:幸田露伴
ろくにも喰《く》わず、脚半《きゃはん》はきて走り出づ。清水川という村よりまたまた野辺地《のべち》まで海岸なり、野辺地の本町《ほんまち》といえるは、御影石《みかげ....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
さん」 「飛行船隊の中から、一隻、アクロン号というのが、陸奥湾を横断して、唯今、野辺地の上空を通っているのだ」 「どこへ、逃げてゆくのかしら」 「莫迦だなア、君....
札幌まで」より 著者:寺田寅彦
もなければ乗る人もない。低い綿雲が垂れ下がって乙供からは小雨が淋しくふり出した。野辺地の浜に近い灌木の茂った斜面の上空に鳶が群れ飛んでいた。近年東京ではさっぱり....
奥の海」より 著者:久生十蘭
ら浜へ出て、陸中の海ぞいを、貝魚を拾いながら上総まで上る、とおっしゃって、陸奥の野辺地《のへじ》というところで別れました」 と、おしえてくれた。 ◇....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
シトリ(スカッパ) 津軽 サシトリ(シカンコ) 下北佐井浜 サシトリ(スカンコ)野辺地 サシドリ 南部|八戸 サシドリ 鹿角郡 サシドロ....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
ン・コチャントデタン と啼くそうだと言った。それから鹿角郡の宮川村、または南部の野辺地でも盛岡でも、アチャトデタカと啼くという人が多かった。即ち小鍋隠しのおかし....