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「野風呂〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

野風呂の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
北斗帖」より 著者:違星北斗
夜 春浅き鰊の浦や雪五尺 鰊舟の囲ほぐしや春浅し 尺八で追分吹くや夏の月 夏の月野風呂の中で砕けけり 蛙鳴くコタンは暮れて雨しきり 伝説の沼に淋しき蛙かな 偉い....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
体を寸暇もなく忙殺させる。彼は、寺詣りを口実に、ここへ遁れてくるのかもしれない。野風呂を浴びて、田舎醸りの一|酌をかたむけた後、手枕のうつらうつらに、蛙の声を聞....