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「量子力学〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

量子力学の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
量的と質的と統計的と」より 著者:寺田寅彦
でも、ほとんど皆その出発点は質的な「思いつき」である。近代の相対性理論にしても、量子力学にしても、波動力学にしても基礎に横たわるものはほとんど哲学的、あるいは質....
科学論」より 著者:戸坂潤
光に関する波動説と粒子説、エーテル概念に就いての肯定的見解と否定的な意見、近くは量子力学による物理学的対象界の非直観性の主張と、之に対して依然としてその直観性(....
現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
を具体的に示すことにもなるだろう。 現在、物理学の危機と呼ばれているものは、新量子力学の出現によって呼び起こされた、物理的思想乃至世界像の急激な変革のことであ....
現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
範疇としての物質であっても、化学の発達や近代物理学の発達によって――原子構造論・量子力学・原子核物理学・等々――、すでに幾世紀か昔のものとは甚だしく異ったものと....
思想としての文学」より 著者:戸坂潤
在そのものの連関を再現するように行なわれなければならぬ、という点が大切なのだ。新量子力学や波動力学では、波動とか粒子とかいう範疇を極めて空想的に使用しているが、....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
って、波動力学や、電子の活動性の提唱がなされ、また、ハイゼンベルクなどによって、量子力学や、不確定性原理が発表されたことは、この国の科学理論研究の高揚に影響を与....
最近日本の科学論」より 著者:戸坂潤
本の自然科学者も亦、この国際的な動向によって動かされたのである。 相対性理論や量子力学のような理論物理学上の仕事は、純粋科学的な内容のもので、産業や生産技術と....
現代科学教育論」より 著者:戸坂潤
ろうか。群論やマトリックス理論はどうか。波動微分方程式よりもマトリックスを使った量子力学の解き方の方が、初歩的だということになるのだろうか。 初歩的又は要素的....
比較科学論」より 著者:中谷宇吉郎
れたのは、一九二〇年から二五年くらいまでの間と推定されている。この時代は、現代の量子力学の基礎をなしているところのド・ブローイやシュレーディンガーなどの論文が出....
科学と文化」より 著者:中谷宇吉郎
次に言葉はそれほど難しくなくても、むやみと最近の物理学の尖端《せんたん》の問題、量子力学や原子論の結果を引用したものもちょっと始末が悪いのである。原子の世界での....