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「量目〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

量目の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
そこの初代と二代目の主人、惣右衛門親子のものであった。桝田屋の親子が協力して水の量目を計ったところ、下坂川で四百六十目、桝田屋の井戸で四百八十目、伏見屋の井戸で....
海神別荘」より 著者:泉鏡花
数に合せ、紫の瑠璃の台、五色に透いて輝きまする鰐の皮三十六枚、沙金の包七十|袋。量目約百万両。閻浮檀金十斤也。緞子、縮緬、綾、錦、牡丹、芍薬、菊の花、黄金色の董....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
赤毛布《あかげっと》は、他の同僚が、西洋の異様な風物に眩惑されている間に、金銀の量目比較のことに注意し、日本へ帰ってから、小判の位を三倍に昇せたほどの緻密《ちみ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
いと共に、そうかといって、それを湯水、塵芥《ちりあくた》の如く扱うわけでもなく、量目の存するところは量目として説明し、換算の目算は換算の目算としての相当の常識―....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
。 荷馬には本馬《ほんうま》とカラ尻《しり》と二種あった。カラ尻は本馬の半分の量目の荷だけ附け、尻の方はカラになってる、そこへ人が一人乗られるのである。だから....
経済学及び課税の諸原理」より 著者:吉田秀夫
同一の比例で、平価から偏倚するであろう。 もし通商の一般的作用によって、既知の量目《りょうめ》と品位とを有つ地金で作られた一千万|磅《ポンド》貨が英国の持分で....
鈴が通る」より 著者:三好十郎
タパタ歩き、靴を突っかけて、土間をコトコト) 農夫 (のら声)配給のカリンサンの量目が、あんなに足りねえとあっちゃ、わしら、なんとしても困りやすからねえ、どうす....
明治の五十銭銀貨」より 著者:服部之総
も「文明開化」しているアメリカ合衆国の貨幣は本位貨幣たる金貨、補助貨幣たる銀貨、量目も品位もちゃんと整って、間然するところがない。当年の日本にも、保字金《ほうじ....
食道楽」より 著者:村井弦斎
す。鳥屋の方では味の抜ける事は構いません。水へ漬けておくと自然と肉へ水分を含んで量目《めかた》も殖《ふえ》るし容積《かさ》も大きくなります。鳥鍋屋の肉が鍋に一杯....