金が敵[語句情報] » 金が敵

「金が敵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

金が敵の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
名人長二」より 著者:三遊亭円朝
の指物屋が金に目が眩れて殺したんですとサ」 玄「ふーむ、不埓千万な奴で……実に金が敵の世の中です、然るに愚老は其の敵に廻り逢おうと存じて出府致した処、右の次第....
十二支考」より 著者:南方熊楠
ば善《よ》いのに一代分限を起して割合に世を早くしたから、父も儲けざあ死ぬるまい、金が敵《かたき》の世の中と悟り、あいなるべく金の儲からぬ工夫を専一にしおれば、余....
」より 著者:織田作之助
も成ってと嘲けられたのがぐっと胸に来て登楼った。けちけちしなはんな、どうせこゝは金が敵やと遣手婆にいわれて、財布ぐるみ投げ出し、おまけにポケットにはいっていた銅....