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金ペン
「金ペン〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
金ペンの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「青春の逆説」より 著者:織田作之助
長の部屋へ呼ばれた。 「傑作があるぜ、これどないや。Lumpen(ルンペン)を合
金ペンと訳しとるねんや」 「だいぶ考えよったですな」 「まだある。やっぱり同じ男....
「文士の生活」より 著者:夏目漱石
此原稿紙を拵《こし》らえた時に、新聞が十九字詰であったからである。用筆は最初Gの
金ペンを用いた。五六年も用いたろう。其後万年筆にした。今用いて居る万年筆は二代目....
「芽生」より 著者:宮本百合子
ないけばけばしいなりの人を見ると浅草の活動のかんばんを思い出す。 用いふるした
金ペンと小さい鉛筆をためるのと、髪の毛の数を想像し、草の生えて居るところを四角に....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
たりしているとき出来るように一つ万年筆をかいました。3.50 也。アテナ。丸善。
金ペンはありませんですからパラテナというのでペンが出来て居ります。「それで書くと....
「夜光虫」より 著者:織田作之助
は学生時代、LUMPEN(ルンペン)という題を出されて、 「RUMPEN とは合
金ペンなり」 という怪しげな答案を書いたことがあるが、ルンペンの本来の意味は、....