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「金ヶ崎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

金ヶ崎の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
姉川合戦」より 著者:菊池寛
して、這々の体で、間道を京都に引き上げた。此の時、木下藤吉郎承って殿りを勤めた。金ヶ崎殿軍として太閣出世|譚の一頁である。 信長やがて、岐阜に引き上げ、浅井征....
山崎合戦」より 著者:菊池寛
り優遇して娘婿にしたのにも拘わらず、朝倉征伐に行ったときその背後で背かれた。例の金ヶ崎の退陣で、さんざんな目に会った。 「浅井が不足を感ずるわけはないが」 と....
私本太平記」より 著者:吉川英治
「まだなんの手がかりも聞かれんのか」 「……。はっ」 「ふとしたら、義貞のいる金ヶ崎城へ落ちたか、なども考えられる。若狭街道や、龍華越えへも、追手をやったか」....
私本太平記」より 著者:吉川英治
侍所の高ノ師泰に兵一万余をさずけ、 「義貞征伐に手間どらすな」 と、これを越前金ヶ崎攻めの加勢に、発足させた。 こういうあいだにも、後醍醐の落ちのび先を、鋭....
茶漬三略」より 著者:吉川英治
りげに映って、よけい猜疑な眼で視られた。 「小人という者ほど始末の悪い者はない」金ヶ崎城からお退がりになる度、御主人の血色には、我慢が抑えられていた。わしは多年....