金位[語句情報] » 金位

「金位〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

金位の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
色、青箔、常色等がある。その濃色は金の位でいうとヤキ金に当る。色吉が小判で、十八金位に当る。それから段々十二金、九金というように銀の割が余計になって来る。 箔....
寺坂吉右衛門の逃亡」より 著者:直木三十五
そんなこと位、お利口な太夫さん、判らないことはなかろう、人間最後の時だ。せめて、金位、士分並に、分配してくれたなら、何うだ――止めだ、俺は、討入はやめだ。誰が、....
浚渫船」より 著者:葉山嘉樹
ってかかったって、仕方がないじゃないか、な、ちゃんと嘆願さえすれば、船長だって涙金位寄越さないものでもないんだ。それを、お前が無茶云うから、船長だって憤るんだ」....
」より 著者:犬田卯
、繰りかえして攻撃した。 やがて組合へ行って訊ねて来た浩平の答は、四五日中に半金位は渡るかも知れない、という空っとぼけたものだった。彼女のこれまでの経験からす....
廃墟(一幕)」より 著者:三好十郎
せんので、どうか、もう少し―― お光 冗談でしょう、こちらさまなどが五百や六百の金位にあなた、ヘヘ。 柴田 それが君、はずかしい次第じゃが、まるきり余裕がなくて....