金元[語句情報] »
金元
「金元〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
金元の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「笑う唖女」より 著者:夢野久作
、冴え返った顔が覗いていた。昨夜のままの濃化粧と、口紅のクッキリとした、高島田の
金元結《きんもとゆい》の艶《なま》めかしい、黒い大きな瞳を一パイに見開いた人形の....
「運命」より 著者:幸田露伴
曰く、燕王は智慮人に過ぐ、而して其の拠る所の北平は、形勝の地にして、士馬精強に、
金元の由って興るところなり、今|宜しく封を南昌に徒したもうべし。然らば則ち万一の....
「旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
って、葛引《くずひき》だって、金紗《きんしゃ》(元結《もっとい》ぐらいな長さの、
金元結の柔らかい、縒《より》のよい細いようなのを、二、三十本揃えたもの。芝居の傾....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
去る日の午すぎに当日財産を分与するからと参集を命じた。志道軒と常友は当日約束の貸
金元利とりそろえて持参のこと、いずれも、心得ましたという返事があった。志道軒も常....
「俗臭」より 著者:織田作之助
始の客に酒肴を出しても良いということになった。S銀行上本町支店から児子権右衛門預
金元利決算報告書が来て、権右衛門の預金が百万円に達したことが分ったからである。 ....