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金利生活者
「金利生活者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
金利生活者の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「イデオロギー概論」より 著者:戸坂潤
れ段階づけられねばならない。例えば前にも云ったように、オーストリア学派の経済学は
金利生活者階級の経済学であり、それは
金利生活者の社会心理を媒介とすることを通して....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
《むだ》な生活を送りながら、わずかな費用で贅沢をしてるという心地を得てる、けちな
金利生活者だった。 小さいほうの部屋は、アルノーという子供のない夫婦者に貸して....
「だいこん」より 著者:久生十蘭
州事変がはじまったとき、ちゃんと太平洋戦を見ぬいていて、戦争が勝っても負けても、
金利生活者は根こそぎ絶やされてしまうだろうといっていた。ヤット子爵の貧乏華族より....
「墓地展望亭」より 著者:久生十蘭
んなことは、ごめんです。……誓おうと、誓うまいと、志村竜太郎。……三十四歳。……
金利生活者《ランチエ》。……健全な肉体と精神を持ったこの男一匹が、明日、海の上へ....
「科学批判の課題」より 著者:三木清
会的存在と密接に関係して、その地盤の上で行なわれる。このことはブハーリンが彼の『
金利生活者の経済学』の中で経済学に関して模範的に分析し、闡明《せんめい》したとこ....
「俳優への手紙」より 著者:三好十郎
味で言っている。生活がやって行けるという意味である。富豪のように、重役のように、
金利生活者のように、スタアのように、贅沢に暮らせると言う意味ではない。 まして....