金家[語句情報] »
金家
「金家〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
金家の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
だ」 忠「大した物ですなア」 蟠「柄糸《つかいと》も悪くもない、鍔《つば》は
金家《かねいえ》だ」 忠「あの伏見の
金家、結構でございますな」 蟠「鞘は蝋色....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
猟区監督ウルリッヒの三女。第二提琴奏者ガリバルダ・セレナは伊太利ブリンデッシ市鋳
金家ガリカリニの六女。ヴィオラ奏者オリガ・クリヴォフは露西亜コウカサス州タガンツ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
んでいて、お父さん光雲のうちはすぐ庭のむこうです。今そっちは弟の豊周さんという鋳
金家がすんでいるの。光太郎さんはアトリエ式の家に一人住んでいます。 智恵子とい....
「後の業平文治」より 著者:三遊亭円朝
ますか」 文「縁頭は赤銅魚子、金にて三羽の千鳥、目貫は後藤宗乘の作、鍔は伏見の
金家の作であります」 喜「承知いたしました、様子に依ったら御主人へ申上げて置き....
「茶番に寄せて」より 著者:坂口安吾
まで営々と貯めこんできた努力のあとであることを忘れてはならない。甚だしく勤勉な貯
金家が、エイとばかり矢庭に金庫を蹴とばして、札束をポケットというポケットへねじこ....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
見れば遥かな年長者。それに石川光明氏。私というような顔触れであった(京都の方で鋳
金家の秦蔵六氏も当日お呼び出しになるはずであったのであるが、ちょうど数日前に物故....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
しきりにその希望が烈しくなったけれども、好い師匠がないので困っている中、京都で彫
金家の海野美盛氏を知り、かねての希望を話して相談すると、君にそういう固い決心があ....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
、米原雲海君の作の旅人というのを写真で見て模刻したのが最初で、実は上郎清助氏が鋳
金家の山本純民君をたのみ、右の模刻を私に見てもらいに来て、「これ位の仕事をするも....
「河伯令嬢」より 著者:泉鏡花
工、細工人。この業は、絵画、彫刻のごとく、はしけやけき芸術ほど人に知られない。鋳
金家、蒔絵師などこそ、且つ世に聞こゆれ。しかも仕事の上では、美術家たちの知らぬは....