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金山寺
「金山寺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
金山寺の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「秋山図」より 著者:芥川竜之介
持っているのです?」
「潤州《じゅんしゅう》の張氏《ちょうし》の家にあるのです。
金山寺《きんざんじ》へでも行った時に、門を叩《たた》いてご覧《らん》なさい。私《....
「雷峯塔物語」より 著者:田中貢太郎
つくことができた。 七月の七日になった。その日は英烈竜王の生日であった。許宣は
金山寺へ焼香に往きたいと思って、再三白娘子に同行を勧めたが白娘子は往かなかった。....
「蛇性の婬 」より 著者:田中貢太郎
つくことができた。 七月の七日になった。その日は英烈竜王の生日であった。許宣は
金山寺へ焼香に往きたいと思って再三白娘子に同行を勧めたが白娘子は往かなかった。 ....
「秦の出発」より 著者:豊島与志雄
係ある部分だけを摘記するに止めよう。 彼女は幼い頃から、母に連れられて、鎮江の
金山寺にしばしば詣で、其後、参禅の修業を積んだ。それから二十歳すぎた頃、江北のさ....
「魔像」より 著者:林不忘
よりき》で満谷剣之助《みつたにけんのすけ》という、名を聞くとばかに強そうな人が、
金山寺屋《きんざんじや》の音松《おとまつ》という眼明《めあか》しと、ほか五、六人....
「余齢初旅」より 著者:上村松園
るという話であったが、私は都合が悪くてそれを見にゆけなかった。 鎮江に甘露寺と
金山寺がある。甘露寺からみると下が湖水になっていて、芦や葭がずっと生えている。こ....
「中支遊記」より 著者:上村松園
る。私達は笑いながら銭をつかませてやった。 蘇州の寒山寺、獅子林、明孝陵。鎮江
金山寺、杭州の浄慈寺、それに前に書いた平仙寺、雲林寺という風で、従って仏像も沢山....
「小説 円朝」より 著者:正岡容
――ひとつは真黒い粒々でもうひとつは茶っぽいドロッとしたものだった。 浜納豆に
金山寺味噌、たしかにそうと次郎吉は睨んだ。 どちらも美味しくない、およそ次郎吉....
「釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
んなことを呟いて一生懸命水溜りを飛び越えた。藤吉は何か考えていた。 南茅場町の
金山寺味噌問屋八州屋の女隠居が両三日|行方不識《ゆくえしれず》になっていること、....