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金工
「金工〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
金工の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「築地河岸」より 著者:宮本百合子
いて、会議の要点をノートにとった。それから、自分の直接責任である維持会員からの入
金工合と、雑誌刊行の状況について、詳しく説明した。この四月以来紙代や印刷代が騰《....
「難船小僧」より 著者:夢野久作
と顔を撲つ。その中に厚硝子張、樫材の固定薬品棚、書類、ビーカー、レトルト、精巧な
金工器具、銅板、鉛板、亜鉛板、各種の針金、酸水素|瓦斯筒、電気|鎔接機、天秤、バ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
っていた。相当、金を使った覚えもないではないし、身のつまる時はずいぶん無理をして
金工面をし、ひそかにその腕を誇ったこともないではなかったが、こうして相手から無条....
「杜松の樹」より 著者:グリムヴィルヘルム・カール
たので、機嫌よく家へ入って、夕ご飯を食べました。 ところが、鳥は飛んで行って、
金工の家根へ棲まって、こう歌い出しました。 「母さんが、わたしを殺した、 父さ....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
のごとき詩人らがあると同じく、徒刑場のうちにはベンヴェヌート・チェリーニのごとき
金工らがおる。自由にあこがれてる不幸な囚人は、時とすると別に道具がなくても、包丁....
「レーリー卿(Lord Rayleigh)」より 著者:寺田寅彦
eorge Gordon)であった。もとリヴァプールの船工であっただけに、木工、
金工に通じていたのみならず、暇さえあれば感応コイルを巻いたり、顕微鏡のプレパラー....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
の会が段々と育って行くにつけて次第に会員も多くなり、絵画、彫刻はもとより、蒔絵、
金工等の諸家をも勧誘して入会させることにし回を重ねるごとに発展して行ったのであっ....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
、工人側でも金田兼次郎氏、旭玉山氏、島村俊明氏その他当時知名の彫刻家や、蒔絵師、
金工の人たちとも知り合いましたが、その中でも石川光明氏とは特に親密で兄弟も啻なら....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
工会の彫刻と限られたのとはもっと広大なものになりました。そうして彫工会の方でも、
金工部は
金工会など独立して会を成立しますし、また協会の方でも蒔絵の方では漆工会な....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
へ帰ってくる。そうして大仏の原型などを造るので大騒ぎがはじまる。何千という大工や
金工や人足がいそがしそうに働きはじめる。毎日毎日奈良坂の方に材木や銅塊などを運ぶ....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
たる日に称へられたる君等に、
切にルナの神を敬ひまつるこの時、
われ等|礼申す。
金工テルヒイネス
上なる穹窿にいます、めでたき女神よ。
御同胞の日の男神の称へら....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
が見られたでありましょう。幾つかの町の名はそれを明かに語ります。漆器とか土工とか
金工とかにその名残りを見ますが、近年|漸くその復興が企てられました。町で売る雨傘....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
五条などの遺文の採録と註解から出たものはない。あとは彼の余技に関するもの――肥後
金工録に名があるくらいな点か、また、画乗要略その他に、彼の画系がぼつぼつ載ってい....