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金性
「金性〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
金性の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「本州横断 癇癪徒歩旅行」より 著者:押川春浪
深山の面影がある。 胸突き八丁の登り口に近く、青い苔の生《む》した断崖からは、
金性水《きんせいすい》と呼ぶ清泉が滾々《こんこん》と瀑布《たき》のごとく谷間に流....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
》眩惑されて兇暴性を発揮してみたけれど、今宵の酒量は乱に至るほど進んではいず、黄
金性の魅惑は、かりにも所有主と名のつく者が来てみれば、幻滅を感じないということも....
「老狸伝」より 著者:佐藤垢石
屋を呼んできて、只と同じような値で茶釜を払い下げてやった。古道具屋が見ると、甚だ
金性がよろしい。そして、値は只も同じようである。古道具屋は喜んで家へ持ち帰ったの....
「妖怪学」より 著者:井上円了
にうとまるるなり。もっとも、その性質朴なるものなり。 七赤に生まるる人は、その星
金性なれば、世用をなし、かつ万事器用にして人に用いらるる。その他、弁舌よく、それ....
「迷信解」より 著者:井上円了
に、牛頭天皇南海よりかえりたまうとき、八将神を遣わして討ち平げたまう。この巨旦は
金性なるにより金神と名づく。
金性のたましい七つあり。この七つのたましい七所にいて....