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「金掘り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

金掘りの前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
漁夫も、途を兎に横ぎらるれば漁に出でず(ハツリット、同前)。コーンウォールの鉱夫金掘りに之《ゆ》く途中老婆または熟兎を見れば引き還す(タイロル『原始人文篇《プリ....
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
たんだから、うそはいえないものでございますが、親代々家の稼業《かぎょう》が金山の金掘りでござんしたのでな、しょっちゅう日の目の当たらない地の中へもぐっていたせい....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
な岩の上へのぼる。 「おーい」 「おーい」 高いところの七兵衛と兵馬、谷の中の金掘り少年と呼び交《か》わす。 「右へ、右へ」 少年が右の方を指さすのに、兵馬....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
様におことわりを言わないと土地に入れなかったもので、信玄公時代からの古い書付に、金掘りの頭を申付け候間、何方《いずかた》より金掘り罷《まか》り越し候とも当家へ申....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
りと衣桁《いこう》に掛けたままです。 三十 お絹の世話で、砂金掘りの忠作は、ついに異人館のボーイとして住込むことになりました。 ここで、親....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
にはあんまり縁のないイナリで、土の中の金をまもるイナリと信ぜられ、山々に金を探す金掘りの人々や、山の人々に信仰されております。したがって神主は山にこもって荒行し....
十二神貝十郎手柄話」より 著者:国枝史郎
出かけて、出入りの按摩を取り立て、お医者とこしらえ、玉川上水、印旛の新田、吉野の金掘り、む性に上納、御益のおための、なんのかのとて、さまざま名をつけ、おごってみ....
海豹島」より 著者:久生十蘭
懲治を受けた無智狂暴な人間であり、他の二名の大工はサガレンや沿海州を流れ歩き、砂金掘りや官林盗伐に従事していた無法粗雑な男どもで、看視員が島を引きあげると、たち....