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「金槐集〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

金槐集の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
もの思う葦」より 著者:太宰治
を眺めている男ひとり在りて曰く、「たいへん簡単である。自尊心。これ一つである。」金槐集をお読みのひとは知って居られるだろうが、実朝のうたの中に、「すらだにも。」....
伸子」より 著者:宮本百合子
話した。多くの場合、伸子が切り出す廻り合せになった。チェホフのこと、西鶴のこと、金槐集のこと。金槐集は最近に読み、亢奮が鮮かによみがえったので、伸子は熱心にそれ....
作品の血脈」より 著者:宮本百合子
たことがあった。 和歌の話が出て、私は何も知らず、そういう伝統も持たないが、「金槐集」はすこし読んだことがあって好きと思ったというようなことを云った。歌集をお....
歌集『集団行進』に寄せて」より 著者:宮本百合子
な一つの道行き、過程をうたったものが、一つ二つでなくあることです。私は昔万葉集や金槐集(実朝の歌集)などを読み、なかなか感心したものです。きょう、短歌を作ろうと....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
後鳥羽院、院の御製と新古今時代廷臣の歌とは別の所から生れている 八 源実朝、『金槐集』、実朝の歌の多くは風流の歌である 九 老いたる定家、歌に対する見識の変化....