金箔付き[語句情報] » 金箔付き

「金箔付き〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

金箔付きの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
で木魚をチャカポコ。たたき出したる地獄のお話。病院地獄と野山の地獄は。正直正銘、金箔付きの。精神病者が落ち行く地獄じゃ。尋常普通のキチガイ地獄じゃ。さてもこれか....
暗黒公使」より 著者:夢野久作
物を持って行き易いように手伝ってやるのだから泥棒ではない。しかしこの行為の形式は金箔付きの泥棒の手先で、尠くとも曲馬団に対する営業妨害という事だけは断言出来る。....
焦点を合せる」より 著者:夢野久作
てもペケなんだから凄いよ。七十何人、試験料丸取られさ。これがお上の仕事でなけあ、金箔付きのパクリだろう。 僕と一緒に居残った奴は、島根県の何とかいう三十ばかり....
学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
んと言いし忠臣義士が、その買物の棒先《ぼうさき》を切るとはあまり不都合ならずや。金箔付きの偽君子と言うべし。 あるいはまれに正直なる役人ありて賄賂《わいろ》の....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
んだね。それを、角の荒物屋の小母さんてば、お前たちの姉さんは、見返りお綱っていう金箔付きだッていったよ。姉ちゃん――金箔付きって何のこと?」 「そら、立派な、お....