金蛇[語句情報] »
金蛇
「金蛇〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
金蛇の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「少年の悲哀」より 著者:国木田独歩
入り江の奥より望めば舷燈《げんとう》高くかかりて星かとばかり、燈影低く映りて
金蛇《きんだ》のごとく。寂漠《せきばく》たる山色月影のうちに浮かんで、あだかも絵....
「ああ玉杯に花うけて」より 著者:佐藤紅緑
血が躍々と跳るような気がする。自由豪放な青春の気はその疲れた肉体や、衰えた精神に
金蛇銀蛇の赫耀たる光をあたえる。 「もっとやってくれ」とかれはいう。 「うむ、よ....
「少年連盟」より 著者:佐藤紅緑
ひょう狩りの壮快な気分にようていた。 夜はほのぼのと明けて、太陽の光が東の天に
金蛇を走らしたころに、一同は身軽に旅装をととのえた。バクスターが苦心してつくった....
「大利根の大物釣」より 著者:石井研堂
の星の如く、遠くちらつくと、稀に、銚子行汽船の過ぐるに当り、船燈長く波面に揺き、
金蛇の隠現する如きを見るのみにして、樹林無く、屋舎無く、人語馬声無く、一刻一刻、....