金言[語句情報] » 金言

「金言〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

金言の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
猿飛佐助」より 著者:織田作之助
「サレバ、友ヲ選ベバ悪人、交レバ阿諛追従ノ徒ニ若クハナシトハ、下界人間共ノ以テ金言ト成ス所ナリ。サルヲ、最悪ノ猿ト雖モ、最善ノ人間ヨリ悪ヲ行フ所|尠ク、マタ猿....
鞄らしくない鞄」より 著者:海野十三
《かつまた》習慣でもあった。“ものごとを記憶するよりは、出来るだけ忘れよ”という金言があったと確信している田鍋課長であった。 だが課長は、間もなく臼井から頼ま....
めでたき風景」より 著者:小出楢重
積るとセッターや、セファード、テリヤよりも案外安値なものである。 絵描き貧乏と金言にもある通り、その一生といってもこれは主として私の一生の事だが、それを金に換....
油絵新技法」より 著者:小出楢重
積るとセッターや、セファード、テリヤよりも案外安値なものである。 絵描き貧乏と金言にもある通り、その一生といってもこれは主として私の一生の事だが、それを金に換....
肝臓先生」より 著者:坂口安吾
が致します。診療に当り尿や便の検査同様、肝臓を診よとのお言葉は、われわれ臨床家の金言となすべきもの、心に銘記して、終生忘れません。まことに、ありがとうございまし....
学生と先哲」より 著者:倉田百三
あった。「無量義経」によれば、「四十余ニハ未だ真実ヲ顕ハサズ」とある。この仏陀の金言を無視するは許されぬ。「法華経方便品」によれば、「十方仏上ノ中ニハ、唯一乗ノ....
娘煙術師」より 著者:国枝史郎
、物騒、物騒な世間で、油断も隙もなりませんて。人と逢ったら悪党だと思え! これは金言でございますなあ。そこで私は押し切りまして、友達をお選びなさいましと。妙な人....
安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
るものである。文士や編輯者の間には文士の女房について「亭主に先立つ果報者」という金言がある由である。つまり、亭主たる文士が生きていて盛業中に死んだ女房は、恐らく....
三人の師」より 著者:上村松園
ずすことも許されなかった。 「正姿のない処に正しい絵は生まれぬ」 これが先生の金言だった。 楳嶺先生の歿せられたのは明治二十八年の二月だった。 師縁まこと....
スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
道を進ませようとしているのだった。じつのところ、彼は良心的な男で、いつも心に例の金言を銘じていた。「鞭を惜しむと、子供は甘くなる」イカバッド・クレーンの生徒たち....
隠亡堀」より 著者:国枝史郎
ね?」 「そうさ、精力が無かったら、色気の方だって起こるめえ」 「うん、こいつぁ金言だ」 「それ、金言という奴は、行う所に値打がある」 「よしよし今夜だけ食わせ....
孟母断機」より 著者:上村松園
安井仲平先生のお言葉こそ、決戦下の日本婦人の大いに味わわなくてはならぬ千古不滅の金言ではなかろうか。そして孟母の心構えをもって、次代の子女を教育してゆかねばなら....
おばけずきのいわれ少々と処女作」より 著者:泉鏡花
あらずして横に拡った時もある。楽屋落ちのようだが、横に拡がるというのは森田先生の金言で、文章は横に拡がらねばならぬということであり、紅葉先生のは上に重ならねばな....
宝永噴火」より 著者:岡本かの子
書から、いわゆる悟りの為になることや修業者の策励になることが、抜萃してある仏教の金言警句集とでもいったような性質の書物である。 いま慧鶴青年は、それを読んで行....
ベートーヴェンの生涯」より 著者:ヴェーゲラーフランツ・ゲルハルト
一日も無し」Nulla dies sine linea というのは僕にあてはまる金言だそうだが、僕はこの頃、|芸術の女神を眠らせている。ただしこれは彼女が、それ....