金貝[語句情報] » 金貝

「金貝〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

金貝の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
うちに舞台にがっくり倒れたのを見て、更におどろいて騒いだ。勘平の刀は舞台で用いる金貝《かながい》張りと思いのほか、鞘《さや》には本身《ほんみ》の刀がはいっていた....
顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
けっかい》の会には、わざわざ江戸へ出かけて行き、昨年などは、百五十本を的《い》て金貝《かながい》の目録を取ったということでございます」 「なるほど。……それで桜....
勘平の死」より 著者:岡本綺堂
んで本身なんぞを持って来るものですか。わたしが若旦那に渡したのは確かに舞台で使う金貝張りに相違ないのですが、それがいつの間にか本身に変っていたので、こんな騒ぎが....
私本太平記」より 著者:吉川英治
たこの日の鷹は、敵味方をわきかえらせた。ころげおちた将の放れ駒には“三本|傘”の金貝を摺った鞍がおかれてあり、この鞍といい、また花曇子のよろい直垂衣や、おびてい....