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金錆
「金錆〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
金錆の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夢」より 著者:芥川竜之介
宿の裏から土手《どて》の上にあがり、省線電車の線路を見おろしたりした。線路は油や
金錆《かなさび》に染った砂利《じゃり》の上に何本も光っていた。それから向うの土手....
「夜の靴」より 著者:横光利一
なものがある。 「今日は悪る親だねどっちも。」 「そうね。何だか、おかしいわ。」
金錆汁の流れ出た駅までの泥路も、二人で逃げるのだと思うとそんなに遠くはないものだ....