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金鍍金
「金鍍金〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
金鍍金の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「浮雲」より 著者:二葉亭四迷
叫びながらピョッコリ飛出した者が有る。と見れば軍艦|羅紗《ラシャ》の洋服を着て、
金鍍金《きんめっき》の徽章《きしょう》を附けた大黒帽子を仰向けざまに被《かぶ》っ....
「少年探偵長」より 著者:海野十三
た。それを姉川五郎は、陽にかざして目を大きくむいて見すえた。 「おやおや。中まで
金鍍金がしてあるぞ。えらくていねいな仕上げだ。……待て、待て。これは、本ものの金....
「C先生への手紙」より 著者:宮本百合子
それだのに、何故、私たちの目前にある其は、此れも亦醜いと云う点からさほど遠くない
金鍍金で包まれて居るのでございましょう? アメリカの婦人は、神位にまで近づきま....
「世界怪談名作集」より 著者:アンドレーエフレオニード・ニコラーエヴィチ
あろうと思われる花嫁の聟としてこの衣裳を着ていた。それはあたかも古い腐った棺桶に
金鍍金をして、新しい灰色の総で飾られたようなものであった。華やかな服装をした皇帝....