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釜鳴り
「釜鳴り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
釜鳴りの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
年を待っていた。 「銀盆を! 心の臓!」こう老人は云ったものである。 二度高く
釜鳴りがし、二度銀盆を胸に抱え、青年が方向を変えた時、三つ目の獲物を掌にのせて、....
「迷信解」より 著者:井上円了
て、悪事を行うこといろいろありと聞く。例えば、出雲大社の竜灯、備中|吉備津の宮の
釜鳴り等、鬼神の威光に託して、巫覡等の愚民を欺き、銭を求むるの術とす。そのほか讃....
「性に眼覚める頃」より 著者:室生犀星
も寂しそうにしていた。 「え。ごちそうになります。」 父の室へはいると相変らず
釜鳴りがしていた。父はだまって茶をいれて服ませた。それに羊羹などが添えられてあっ....