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「釣ランプ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

釣ランプの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
太十と其犬」より 著者:長塚節
て来る。彼はすぐに瞽女が泊ったのだと知った。大勢の後から爪先を立てて覗いて見ると釣ランプの下で白粉をつけた瞽女が二人三味線の調子を揃えて唄って居る。外の三四人が....
唄立山心中一曲」より 著者:泉鏡花
、横にとぼとぼと歩行いた。 灯が一つ、ぼうと赤く、宙に浮いたきりで何も分らぬ。釣ランプだが、火屋も笠も、煤と一所に油煙で黒くなって正体が分らないのであった。 ....
すみだ川」より 著者:永井荷風
稽古本《けいこぼん》に綴暦《とじごよみ》の古いもの位しか見当らないので、とうとう釣ランプを片手にさげて、長吉の部屋になった二階まで上《あが》って行った。 机の....