釣忍[語句情報] »
釣忍
「釣忍〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
釣忍の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「残されたる江戸」より 著者:柴田流星
網 初袷 五月場所 花菖蒲 稗蒔 苗売り 木やり唄 浅草趣味 八百善料理 風鈴と
釣忍 井戸がえ 箱庭と灯籠 定斎と小使銭 青簾 夏祭り 心太と白玉 川開き 草市....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
したから、その指さしをしたところを見ると、欄干に細引が結えつけてあって、それから
釣忍《つりしのぶ》を吊《つる》したように何か吊してあるようです。何が吊してあるの....
「剣侠」より 著者:国枝史郎
袴無しの着流しで、蝋塗りの細身の大小を差し、白扇を胸の辺りでパチツカせ、青簾に
釣忍、そんなものが軒にチラチラ見える町通りを歩いて行った。 浅草観世音へ参詣し....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
ップリと腕をみがき、このごろではもう押しもおされもしないいい顔。 腕組みをして
釣忍《つりしのぶ》を見あげながら、下ッ引の話を聴いていたが、檐から眼を離すと軽く....