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釣狐
「釣狐〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
釣狐の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「魔法修行者」より 著者:幸田露伴
の存することが認められていたに疑ない。世が余りに狐を大したものに思うところから、
釣狐のような面白い狂言が出るに至った、とこういうように観察すると、
釣狐も甚だ面白....
「白金之絵図」より 著者:泉鏡花
れば後月、九月の上旬。上野辺のある舞台において、初番に間狂言、那須の語。本役には
釣狐のシテ、白蔵主を致しまする筈。……で、これは、当流においても許しもの、易から....
「梅若七兵衞」より 著者:三遊亭円朝
いまして、芝新銭座に居りました。能の方は稽古のむずかしいもので、尤も狂言の方でも
釣狐などと申すと、三日も前から腰をかゞめている稽古をして居ませんければ、その当日....
「山の人生」より 著者:柳田国男
けた場合でも、やはり鉦太鼓の叩き方は、コンコンチキチコンチキチの囃子で、芝居で「
釣狐」などというものの外には出でなかった。しかもそれ以外になお叩く物があって、各....