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「釣籠〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

釣籠の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
南地心中」より 著者:泉鏡花
度は美津が閨に隠れて、枕も、袖も見えなんだ。 多一が屏風の外に居て、床の柱の、釣籠の、白玉椿の葉の艶より、ぼんやりとした素袍で立った。 襖がくれの半身で、廊....
吊籠と月光と」より 著者:牧野信一
ーの下降を乞《こ》うのであった。 滑車に綱を垂らし、綱に木製の箱を結び、これを釣籠《つるべ》仕掛で、部屋の中から人力で捲きあげるエレベーターである。人力ではあ....